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走り方教室を開催したきっかけ

スタジアム運営

先日、埼玉スタジアム2002公園で実施した、走り方教室。
なぜ走り方教室を実施するに至ったのか?
そのきっかけと思いをご紹介します。

<目次>

埼玉スタジアム2002公園の情報が伝わっていない?

1.埼玉スタジアム2002公園の情報が伝わっていない?

スタジアム事業部の中心業務は、
埼玉スタジアム2002公園(以下埼スタ)における

・サッカースクール業務
・クラブハウス業務(レンタル施設管理運営)
・スタジアムツアー業務

の3本です。

埼スタと聞くと多くの方が、

浦和レッズ!
日本代表!

と、いった63,700人が観戦できるスタジアムが盛り上がっている姿を想像されるかと思いますが、
その姿は一年間でみると100日にも満たず、
大半は、ゴミが少なく、一年を通して春夏秋冬を感じられる草花が綺麗に咲くことを喜ばれる、近隣住民の憩い場となっております。

我々の業務は、そんな近隣住民のみなさんに埼スタを楽しんで頂くことが目的であることから、よく周辺施設に案内活動をしていたのですが、
その際に気づいたことがありました。

「埼スタの情報が伝わっていない」ということ。

具体的に言うと、こんな話です。
「レッズの試合や日本代表の試合があることを知るのは、当日早い時間から街に赤や青のユニフォームを着ている人がいる事で知る」と言った具合です。
人によっては、渋滞が発生するし、電車は混むし、各所に規制線が張られ、日常が非日常になってしまって…、とも。

そんな話を仕事仲間に話すと、
埼スタができた後に移り住んで来てるから、分かってた話でしょ?とも言われますが、
だからと言って、そのままで良いとは思わないし、思ってはいけないとも考えるのが私です。

なんとか出来ないか?

埼スタがこの街にあって良かった、

と思ってもらう為にはどうすれば良いか?

を考え始めたのがこの企画です。
この企画の他にも、埼スタで考える企画の大半は、この考え・体験が基になっております。

公園の良さを伝えるために、私達ができること

2.公園の良さを伝えるために、私達ができること

私が行動を起こす考え方の一つに、
「人が出来ることは、出来る人がすれば良い」との考え方があります。

その考え方から言うと、
メインスタジアムに関しては他の方々(浦和レッズ&日本代表、高校サッカー選手権等)がしっかりと実施されている為安心してお任せし、
私達がやること、私達だからやれること、私達がやらねばならぬことは、

日常として埼スタを利用頂いている方々に、如何にメインスタジアム以外の環境で
「この街に埼スタがあって良かった」と思って頂くか!

これに尽きると思っております。

そんな考えから、

①この街にあって良かったと思ってもらうにはどうしたら良いか?
②この公園に今ある環境で強みは何か?
③その強みをどの様に地域住民の皆さんに伝えられるか?

と自問自答し、それぞれに答えを出してみることにしました。

①に関しては、
日常として利用されることが答えになると仮説を立て、日常=衣食住と浮かび、衣食住を満足して行う為には「健康」というワードが浮かんできました。

②に関しては、
埼スタ=サッカー専用スタジアム=サッカーの公園(公園と言っていますが、サッカー以外のスポーツはできません!とのルールあるくらいです)との印象が強いことから、

サッカー→スポーツ→自ら体を動かす 
自らの体を思い通りに動かせること=健康になること

と考え、体を動かす事の基本動作として「歩く」「走る」を思いつき、
「歩く」「走る」を比べた時に、変化を感じやすいことは「走る」ことだと思い、「走る」をテーマに選択するに至りました。

この「走る」に関して、私たちが知り得る最高のコーチが「杉本 龍勇」であったことから、まずは最高のコーチ杉本氏にオファーを出し、快諾頂き実施に至った次第です。

3.最高のコーチ

3.最高のコーチ

杉本 龍勇氏

何が”最高の”なんだ?との声も聞こえてきそうですが、我々が最高と考える理由が下記のものになります。

①実績
ご自身のオリンピック出場もさることながら、現在サッカー日本代表選手をはじめとする数々のトップアスリートを直接指導し結果を残されていること。

②姿勢
受けられる選手(今回でいうと小学3年生~中学3年生)に対して、真摯に向き合う姿勢。ダメなものはダメとしっかりと伝えられる姿勢。

③指導方法
端的に発せられる言葉、その中にもユーモアや受けての興味がそそられる言葉を加えられ、且つ体現できるパフォーマンス力。

以上の3点に疑う余地が無い為、最高と呼んでおります。

そのように考えると、「走る」だけの最高の指導者ではなく、指導者として最高とも言えるかもしれません。
そのような方に、弊社代表を通じてですが直接ご相談できる為、最高の位置の方にオファーをさせて頂きました。

直接お願いする指導現場は約10年ぶりでしたが、その間の活躍やお話からその信用はブレることは無くお願いをした訳ですが、
今回改めて最高を実感することができた次第です。

4.対象を小学3年生~中学3年生にした理由

4.対象を小学3年生~中学3年生にした理由

今回対象を小学3年生~中学3年生にした理由はいくつかありますが、その一つに

「埼スタでこのような活動をしていることを多くの方に知っていただきたい」との思いがあり、対象を決めたところがあります。

子どものやることに保護者は自然と興味が湧くと考えております。
それが良い物であれば、自然と知人にお伝えしたくもなると考えております。
いわば「口コミ」です。

いろいろな情報伝達ツールが広まっておりますが、信頼のおける人物からの「口コミ」ほど信頼度の高い物は無いと考えております。
埼スタで行っていること=この街にこの公園があって良かった、ということが多くの方に正しく伝わることを願ったところがあります。

一度に多くの方に参加頂く事で広がる基になる部分が大きくなりますが、別の見方をすれば、多すぎて参加した方々に良さが伝わらなければ意味がありません。
もちろん、参加費を頂く=このイベントを行うことで得る収益が我々の活動の源になることを考えると、良くても少なすぎて継続できなくなることも良いとも言えません。
その判断も我々に課せられている責任の一つだと認識しております。

今年度はあと2回「杉本さんの走り方教室」を実施する予定です。

10月に実施する際には「親子」で出来ないか?と検討しております。

すべては「この街にこの公園があって良かった」と地域住民の方々に思っていただけることを願って行動しております。

≪走り方教室のイベントレポートはこちら≫